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「優等生」が金持ちになれない理由【教卓の向こうの君へ〜14歳の僕へのエール〜】

今、君はどうして勉強している?

いい高校に行って、いい大学に入って、有名な会社で働いてとか、公務員になって・・・
そんなことを考えて頑張っていると思う。
もしかしたら、モテたいとかクラスで1番になりたいとか
身近なところにモチベーションがあるかもしれない。
学校のルールを守る、先生の言うことを素直に聞く、一生懸命勉強する。
そうすりゃ褒められるし評価が上がる、いい高校行ければ将来安泰だし、
こんなにコスパがいいことはないとさえ思えるよね。

でもね、残念ながらその道を歩むだけではお金持ちにはなれません。
どうしてだと思う?考えてみてほしい。

なぜなら、「優等生」はどの学校にも存在するからです。

今、君がその教室で優等生であるように
隣の教室に、隣の学校に、隣の街に、日本中に優等生は存在します。
だから、「優等生」は貴重なようで実はめちゃくちゃありきたりなものなんです。

逆に今、世の中で大金持ちになっているのはどんな人?
YouTuber、プロスポーツ選手、芸能人…
こういう才能に溢れた人はほんのひと握りでしょ?

「優等生」というラベルは関係ないんです。

大金持ちになる人は、きっと教室にいる君のような「優等生」ではありません。
授業なんかろくに聞かず、問題ばっかり起こしている斜め前のあいつかもしれない。
勉強はそこそこで、教室の隅に佇んでいるあの子かもしれない。

HIKAKINさんは元々スーパーのレジ打ちをされていたし、
千鳥の大吾さんは高校を卒業して、すぐ芸人になっています
君の身近なスポーツ選手になる人も、勉強ではなくその身体能力でキャリアを形成しているよね。
ね、多くのお金持ちはみんな「優等生」とは直接関係ない人でしょ?

言われたことをただひたすら守るという思考をする真面目な「優等生」は
他人に決められた範囲の中で生きることしかできなくなります。
それに対して大金持ちになる人は言われたことを疑い、自分で考え、
その人なりの答えを探し、行動しています。
(今の段階では深く考えていない人もいるだろうけど)

もちろん「優等生」でないとなれないお金がたくさん貰える仕事もある。
医者や弁護士、国家公務員。血の滲む努力の先に豊かな生活を送れる仕事。
でも、そんな仕事に就ける「優等生」はほんのひと握りです。

だから、実はこの世の「優等生」のほとんどが凡人になります。
私も残念ながら、「優等生」の凡人だったみたいです。
そして恥ずかしながら、まだ受け入れきれていません。
だからこそ、君には早く知って欲しかったんだ。

「優等生」の君はやるせない気持ちになったんじゃないかな。

「今から先生のいうことを聞かない不良になりましょう♪」とは言いません。
今の君に、そんなに振り切った行動を取れるはずないから。
かといって、今の自分をダメなやつだと思う必要は全くありません。
これだけは忘れないでほしい。

君は真面目で本当に優秀です。

周りの人や大人を敬い、信じられる素直な心の持ち主です。
だからこそ私は、君には幸せな人生を切り開いていってほしいと強く願っています。
そのためにも、明日から行動を起こせる君でいてほしい。

私はいつまでも君の味方です。
辛くなったらいつでも相談に来てください。
君は絶対に幸せに生きていける。生きていく責任があります。