君の目から見える大人は絶対的な存在。
どんな時も大人を信じていれば安全。
大人は間違わない、常に敬意を払う存在。
そう思うかもしれない。
けどね、大人になったからわかる。
大人だって間違える。
大人も感情に支配される。
冷静に判断できないことだってある。
大人は完璧じゃない。
担任も部活の顧問も親もみんな間違える。
東日本大震災の教室、1人で逃げた先生。
機嫌が悪く感情にまかせ怒鳴り散らす監督。
国民の税金をくすねる政治家。
初めて大人に傷つけられ、君は絶望する。
何を信じればいいか分からなくなる。
でもさ、大人は君を傷つけようなんて思ってない。
大人は本当に軽率で何も考えていない。
生きるとはどうせそんなもの。
絶望し、心が折れ、それでも続いていくもの。
100%信じられる安全なもの
そんなもんは残念だけど存在しない。
「神は死んだ」ニーチェは言いました。
絶対的なものはない。
君の周りの大人は絶対的なものではない。
いいかい、大人は完璧じゃない。
憲法や法律ですら完璧じゃない。
君にとっての悪が
気になるあの子にとっては正義なのかもしれない。
思考停止で信じちゃいけないよ。
大人の言葉を無条件で信じない。
どんな意図があるのかを考えよう。
納得がいかないのなら
勇気を振り絞ってNoと声をあげよう。
声をあげられないなら
心の中だけで思うだけでもいい。
大丈夫、どんなときも私は君の味方。
そして君自身も君の味方。
親や先生の言葉にはどんな意図があるのを考えてみよう。