Hope

どうして勉強しなければいけないか分からない君へ【教卓の向こうの君へ〜14歳の僕へのエール〜】

「どうして勉強なんてしないといけないんだろう?」
君も一度は思ったり
大人に聞いたことがあるんじゃないかな
毎日続く学校生活
つまんない授業を聞いてる時
夏休みの宿題を溜め込んだ時
テスト期間に襲いかかるテスト範囲
部活で疲れ果てて自学のノートを埋める休日

今君のしているほとんどの勉強は意味がない
言われた通りにノートをとるだけ
言われた通りに授業を聞くだけ
成績を下げないためのワーク提出
怒られないための自学提出
やるための理由が自分にない勉強
君もしているんじゃないかな?
残念ながら時間の無駄
今すぐやめたほうがいい
こんなに時間がもったいないことはない

じゃあなんで勉強するの?
答えがない君にだけ教えてあげる
勉強は努力する癖をつける最善策
勉強は基礎を何度も反復して習得し
応用して自分の手で結果を見出す過程
どんなことに挑戦するのにも再現できる手法
自分のやりたいことを見つけた時に
それを成就させるための武器を磨く過程です

誰かに言われたからやる
これが人生の癖になってしまった人は
自分で考えることをやめてしまう
大人に言われた通り、社会常識にがんじがらめ
そうやって生きるのはとても楽で
ある意味幸せなのかもしれない

自分で考えて生きることは辛くて苦しい
答えがないものに向き合わなければいけないから
選んだ責任は全て自分に降りかかるから
でも一生に一度のこの人生
精一杯食らいついて生きた証を刻みたい
唯一無二の一生を謳歌したい

もし今、時間を忘れてしまうくらい夢中なこと
努力することが苦にならない好きなことがあるなら
好きなことに全力を尽くそう
それが勉強以上に君の力になる
勉強は最低限でいい
寝る間も惜しんで突き詰めなさい
やると決めたなら絶対に妥協はしない
自分にとってはこれが勉強なんだと
コツコツ毎日やり続けよう
好きなことを突き詰めた経験が君の武器になる

好きなことが見つからない君
まずは勉強を頑張ってみよう
勉強を毎日数分でいいから始めよう
勉強の中に好きが見つかるかもしれない

勉強が嫌いなで辛い君へ
そんな時は自分との対話の時間
なんのために勉強をするのかを自分で決めよう
頭が良くなってモテたい
いい高校や大学に行きたい
点数が10点上がったら好きなものを買う
どんなに不純な動機だっていい
自分でワクワクする条件を考えよう

心の中にはいつもこの考えを刻んでおく
今勉強するのは
好きなことを見つけた時に全力投球で挑むため
好きなことで生きていく基盤を作るため

勉強しながら好きなことは何かを探そう
それができるくらい時間があることが
少年時代の特権です

君の人生の責任を取れるのは君だけ
そんなかけがえのない君の時間を
他人に押し付けられる時間にしてしまうのは
あまりにももったいなさすぎるんだよ
何で勉強するのか、大人の君の答えを書いた
けど君にとっては正解ではないのかもしれない
一度時間をとって考えてみてほしい
「なんで勉強するんだろう」
機会があるなら周りの人のアイディアを聞いてみる
考えてパンクしたなら、ここに帰ってくればいい
誰が何と言おうと君の味方です。
負けるなよ、妥協するなよ、大丈夫。
どうせうまくいく。